確定申告の医療費控除のためにマイナポータルから医療費データをダウンロードする方法

1年間に支払った医療費が10万円を超える場合、確定申告で医療費控除を受けられます(総所得金額等が200万円未満であれば、その金額の5%を超えるとき)。所得税、住民税が安くなります。

しかし、1年間に支払った金額を集計するのは大変です。健康保険を使って医療機関に支払った金額については、マイナポータルで医療費データを見ることができます。

以下ではスマートフォンの画面を使って手順を紹介していますが、パソコンのブラウザでも同じ手順でできます。

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マイナポータルは、行政手続のオンライン窓口です。ご自身の所得・地方税、行政機関からのお知らせなど、必要な情報をいつでも確認できます。また、お住まいの地域のサービスや手続をお手元のパソコンやスマートフォンで簡単に検索でき、手続によってはそのまま申請できます。

年間の医療費を確認する方法

スマートフォンに「マイナポータル」アプリをインストール。マイナンバーカードを使って、マイナポータルにログインします。

下の方にスクロールして、「医療費」をタップ。

グラフをクリックするとその年の医療費が分かるが、以下の点に注意して欲しい。

  • 医療費控除に使うのは「窓口負担相当額」の金額である。「総額」ではない。下の写真では10万円を超えていないので、これだけでは医療費控除は受けられない。
  • 1~12月分のデータを見られるようになるのは、翌年2月9日以降であること。医療機関からデータが届くのに時間がかかるため。それ以前にアクセスすると、途中までの金額しか表示されない。

マイナポータルで見られる医療費は、保険診療のものに限られる。保険外の医療費であっても、治療を目的とした医療費も控除の対象になる(たとえば、インプラントやレーシックなど)。

医療機関だけでなく、治療目的の市販薬も控除の対象になる(カゼ薬やキズ薬など)。治療目的ではないサプリメントなどは控除に含めることはできない。

マイナポータルの医療費(窓口負担相当額)に、これらの支払額を加えたものが10万円を超えていたら医療費控除を受けられる(所得によってはそれ以下でもOK)。

確定申告に使う医療費通知情報を入手する

確定申告で医療費控除を受けるには明細書を提出する必要があるが、「医療費通知情報」があれば合計額を記載するだけで細かい情報は入力しなくてもよい。この「医療費通知情報」はマイナポータルでダウンロードできる。

マイナポータルのトップ画面を下の方にスクロールし、「確定申告の事前準備」をタップ。

「事前準備をはじめる」をタップ。

「医療費」をタップしてチェックを付け、下の方にある「次へ」をタップ。

次の画面で「医療費通知情報」を2月9日以降にダウンロードできるようになる(この画面写真をとったのは1月だったので、まだダウンロードできない)。

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