ランニングを無理なく続けるコツとは? ― 僕が走り始めたきっかけ

健康

僕が走り始めたのが2015年6月22日のこと。それからちょうど5年です。ケガしたときを除けば、週3~4日のペースでずっと走り続けてきました。

自己紹介で「走ることが趣味」と言うと、「がんばってるね!」とみんな言ってくれるのですが、本人的にはがんばって走ってる意識はないです。単純に、走るのが好きだから、走ると気持ちがいいから、それだけの理由です。

引っ越しをきっかけに始めたウォーキング

2015年4月にちょっとした事件(笑)がありまして、13年ぶりに一人暮らしを始めることになりました。どうせなら、普通の人が住まないような面白そうな場所ということで、窓を開けると東京ドームが見えるマンションに引っ越しました。

初めて住む街なので周囲になにがあるか分からない。スーパーやクリーニング屋とか探さないと生きていけないでしょ。だから、ちょっと早起きして家の周りを探検しようと思いました。

サバイバルのために始めたウォーキングですが、2・3日するとウォーキング自体が楽しくなってきました。文京区には、湯島天神みたいな神社だとか、漱石や啄木が住んでいた家だとか、名所がいっぱいで歩くたびに新しい発見がある。また、東大のキャンパスだとか、隣の区になるけど上野公園だとか、緑が豊かで朝の散歩にはとても気持ちいい。

そういうわけで、雨が降らない限りは、スマホの地図を見ながら1時間くらいの面白いもの探しです。しかし、1カ月もすると家の周囲はほぼ探索し尽くしてしまいます。フェイスブックに投稿した探検日記によると「地図上ではまだ空白地帯がいくつか残っているけど、今月中にはすべて埋まりそう。その後はどうしようか…」とのこと。

ジョギングで行動範囲が一気に広がった

転機となったのが、フェイスブックの文京区コミュニティでのオフ会です。「駒込の方に面白い建物がある」という話を聞いて、ぜひ見に行きたいと思いました。でも、地図で見ると歩いて行くにはちょっと遠い。じゃあジョギングで行ってみよう、と思いついたのです。

今でもよく覚えています。2015年6月22日のことです。初めてのジョギングなのでウェストポーチなんか持っていない。スマホを短パンのポケットに入れると走りにくいし、手に持って走ると落としそうで恐い。歩いたり走ったりを繰り返しながら、面白いものを見つけたらスマホ撮影で止まったりしながら、駒込まで行って帰ってきました。

ジョギングなら探検できる範囲が一気に広がる!と気付くと、すぐに上野のジュエンでシューズやウェストポートを買ってきました。翌日からは半分ウォーキング+半分ジョギングの探検が始まります。別に速く走ろうなんて思っておらず、ただ行動範囲が広がったことがうれしいだけ。

いつの間にか走ること自体が楽しく

でも、毎日続けていると、走れる距離がどんどん長くなっていくんですよね。すると「どこまで自分は走れるんだろう」と興味がわいてきます。初めてのジョギングから半月後には10キロを走れるようになりました。探検日記によると「水道橋→お茶の水→秋葉原→アメ横→上野公園→根津→東大構内→本郷三丁目→春日の約10キロを70分で走りました。けっこう走れるやん」とのこと(こういうときフェイスブックって便利!)。

毎朝のウォーキングで基礎体力がついていたんでしょう。ジョギングを始めてからも、最初はウォーキングとジョギングが半々くらい。そして、少しずつジョギングの比率を高めていくことで、無理なく長距離を走れるようになったんだと思います。こうなると走ること自体が楽しくなってきます。どこまで長く、どこまで速く走れるのか?

GPS付きのランニングウォッチを買ったのは、初ジョギングからちょうど1カ月目でした。走った距離や時間、速度がリアルタイムに分かるし、後でパソコンにデータを取り込んで管理することもできます。さらにランニング友だちもできて、いっしょに走って飲みにいったり。ランナーなら分かると思いますが、ここまで来ると加速度的にランニング熱が高まっていきます。

ちょっとした事件(笑)によって新たな人生を歩むことになり、何か新しいことにチャレンジしたいという思いもありました。そこにランニングがピタッとはまったのでしょう。

走ることが楽しくなったランナーが次に考えることは決まっています。そう「フルマラソン」を走ることです。この後、フルマラソンを完走するまでの経過は次の投稿に譲ります。

無理なくランニングを続けるにはどうする?

こうして走り始めた私から「ランニングが続かない」と悩む人に向けたアドバイスです。

別に無理して走らなくてもいいと思うんです。「健康のため」「やせるため」が目的であれば、食事に気を付ける方が重要だし、運動についてもウォーキングで十分だと思います。

僕が走り続けるのは、走るのが好きで、走るのが気持ちいいから。レースを目指して練習していたころは、しんどい思いをして走ることもあったけど、けっして義務感でやっているわけではなく、つらさも含めて楽しいのです。がんばり度が大きいほどその後の達成感も大きいみたいな。

だから、ランニングを無理なく続けたいなら、ランニング自体に楽しみを見つけ出してください。走るのが苦しいなら、思い切ってペースを落としてみる。時計を外して距離とか時間を気にせずに走ってみる。息が切れないスピードでゆっくり走って、それでも楽しさを見つけることができないのであれば、あなたはランニングに向いていません。他のスポーツにチャレンジしてはどうでしょうか。

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そもそもランニングってカラダに負担をかけるので(特にヒザ)、好きでないなら走らない方がいいです。ランニングサークルのメンバー、ケガしている人多いです。私自身も何度もケガしてます。走りすぎで足の指を疲労骨折して、しばらく歩けなかったこともあります。それでも走るのをやめないくらい走ることが大好きです。走ることが好きになれば、後は勝手に走り始めます。

「走る楽しさは分かるけど、走るきっかけがない」という方は、ランニングのサークルに参加してみましょう。いっしょに走る仲間がいると、走る楽しみも倍増します。みんなでレースに出たり、街ランをしたり、山に行ったり、宴会したり! また、メンバー同士で素敵な出会いがあったりもします♥ 私自身もサークルで仲間に恵まれ、初参加のときはドキドキでしたが、今ではサークルのみんなと出会えてほんとに良かったと思っています。

走るのが好きなあなた、いっしょに走りませんか!

Run Run TOKYO
Run Run TOKYO(RRT)は東京を拠点としたランニングサークルです。ランニングを通じてメンバーの人生を彩り豊かにすることを目指しています。

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